ポール・クレイグ・ロバーツ「私たちに迫るハルマゲドン」


Paul Craig Roberts
May 30, 2024

セルゲイ・ラブロフ外相、第32回外交防衛政策評議会総会での発言(2024年5月18日、モスクワ)

https://www.mid.ru/en/foreign_policy/international_safety/disarmament/1951435/

ラブロフ外相の演説は、20年にわたる好意的な申し出に対する、断固たる拒絶の末、ロシア政府が「西側のパートナー」が実際には断固とした敵であることを徐々に理解しつつあることを示している。遅かれ早かれ、ラブロフとプーチンは、ロシアに敵対するのは交渉の余地がない悪魔的な悪であることを理解するだろう。

プーチンとラブロフは、外交的に悪に対処しようとしてきた。西側諸国全体が2021年12月から2022年1月にかけて、相互防衛条約締結に向けたロシア政府の努力を冷遇した後も、ロシア政府は敵を誤解したまま、ウクライナへの限定的な介入という遅いペースで、紛争を拡大する手段を不注意にもワシントンに与えてしまった。

誰の目から見ても、紛争は今、大きく開かれている。西ウクライナがNATO兵で埋め尽くされる前にプーチンが決定的な勝利を収められなかった場合、プーチンの選択肢は降伏か核戦争になるだろう。

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