「西側諸国はロシアに対して『ルールなき戦争』を宣言した」-メドベージェフ

モスクワの「最大限の被害」に対する報復方法には事実上制限を設けるべきではない、と前大統領は主張した。

RT
13 Jun, 2024 09:17

ドミトリー・メドベージェフ前大統領は、ロシアに対して「ルールなき戦争」を宣言した西側諸国に対して、モスクワはあらゆる機会を利用して「最大限のダメージ」を与えるべきだと主張した。

アメリカとその同盟国のあらゆる弱点を利用し、彼らを弱体化させ、彼らの国民の生活を妨害すべきだと、ロシア政府高官は木曜日、今週初めにワシントンが発表した制裁の最新ラウンドに反応して述べた。

「西側世界の敵に武器を渡すことを恐れているのだろうか?(今のところは)核兵器を除くあらゆる兵器を送るべきだ。大都市の無政府状態や犯罪の波を恐れているのか?我々は彼らの自治体当局を混乱させる手助けをすべきだ!」と、メドベージェフはソーシャルメディアに書き込んだ。

ロシアは宇宙戦争を引き起こし、西側市民に対して心理戦キャンペーンを展開し、彼らが「居心地の良い家で毛布の下に震える」ようにし、フェイクニュースの津波を放つことができる。

モスクワは「エネルギー・インフラ、産業、輸送、銀行、社会サービスを消滅させる」べきだ。現在、ロシア安全保障理事会の副議長を務めるメドベージェフによれば、「すべての重要なインフラの崩壊が間近に迫っているという恐怖を与える」ことだという。

アメリカのロシア企業に対する最新の規制は、エネルギー、金属、鉱業、金融部門を対象としている。とりわけ、モスクワ証券取引所は米ドルとユーロの取引をすべて停止せざるを得なくなった。

米国財務省の試算によれば、この措置は2022年2月にウクライナ紛争が公然の敵対行為に発展して以来最大規模のもので、ロシアとその海外パートナーとの間の1億ドル以上の貿易に影響を与える。

メドベージェフは、西側の圧力を無視するよりも、「最大限のダメージ」を与える作戦の方が望ましいと主張し、ロシア国民にそれに従って行動するよう促した。

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