「文明の命運」p.77

場所のレントに起因する地価上昇のほとんどは、近隣をより望ましいものにする公共インフラ投資に起因する。誰がそのような改善の恩恵を受けるのけるべきだろうか?都市や地方自治体は、交通手段やその他の近隣施設を改善するための費用をどのように支払うべきだろうか?最も公正と思われるのは、土地用地のレント価値の増加に課税することによって、そのような改善の資金を調達することだ。それ以外の場合、家主は公費で無料のレントを受け取る。このレントの上昇に課税しないと、国民所得のより多くの割合を地主に向ける結果へとつながり、リカルドが自分で分析して説明したように、最終的には賃金と利益を犠牲にして金融部門に向かうことになる。

産業資本主義のハルマゲドンとしてのレントデフレ

リカルドは、土地レントの上昇は産業資本主義の存続にとって大きな脅威であると警告した。それは生活費を引き上げ、したがって利益を締め出すことによって産業労働者の雇用を増やすだろう。その結果は、レントデフレと呼ばれるかもしれない。「その場合、利益の自然な傾向は下落することである。なぜなら、社会と富が進歩するにつれて、必要な食料の追加量は、ますます多くの労働を犠牲にすることによって得られるからである。」マルクスがリカードの理論を要約したように、「利益を得るために適用できる資本の限界は、食料価格(および関連する賃金水準)が非常に高くなり、産業労働者の雇用がもはや利益を伴って産業家に提供できなくなった時点で達するだろう。」その時点で経済とその人口は上限に達し、新たな設備投資と雇用は停止するでしょう。」

そのプロセスは一時的に延期される可能性があることをリカルドは認めた。必需品の生産に関連する機械の改良や、必要とされる前に労働の一部を放棄することを可能にする農業科学の発見によって、労働者の主要な必需品の価格を下げることができる。しかし、必需品の価格と労働の賃金の上昇は限定的である。なぜなら、賃金が農民の総収入と等しくなるやいなや、蓄積は終わらなければならないからである。というのは、資本は何の利益も生み出すことができず、追加の労働を要求することもできず、したがって人口は最高点に達するからである。実際、この時点のかなり前に、非常に低い利益率がすべての蓄積を停止させ、労働者に支払いを行った後、国のほとんどすべての生産物が土地の所有者と十分の一税と税金の受領者の所有物となるであろう。