マイケル・ハドソン「文明の命運」p.261

このような国は、経済制裁によって孤立させられるだけでなく、「カラー革命」によって不安定化させられ、反体制派の政権交代につながることを期待されている。例えば、米国がロシアの南部と西部、中国の西部と香港で行った不安定化の試みは、そのようなものである。さらに、米国は、欧州を米国への経済的・政治的依存に陥れようと、2020年末に中国と締結した貿易協定を撤回するよう欧州に圧力をかけている。

しかし、この対立の代償は非常に大きく、多くの国にとってドル、スターリング、ユーロは、米国の冷戦外交の武器と見なされ、受け入れられる国際通貨としての地位を失いつつある。ブリュッセルのEU議会の敵意について、あるロシア人コメンテーターは、衛星に従属する立場から、ロシアをSWIFTの銀行決済システムから切り離すという脅しにつながっていると指摘した: 「EUは、国際的な決済手段としてより望ましいユーロの役割を強化し、促進する機会を失っている」。また、スターリングについては、イングランド銀行がベネズエラの金準備を押収し、米国が指定した野党候補に渡したことで、国際金融避難所としての英国の役割が揺らいだ。

このような策略から身を守るため、中国とロシアは貿易・投資関係をデドル化しつつある。ロシアのラブロフ外相は2020年末、「ロシアは欧州の各政府とは関係を維持するが、米国とNATOのロシアへの対決を支持するブリュッセルとは関係を持たない」と発表した。

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朝11時ごろ、京都着。
終日、歩き回っていました。
それにしても外国人が増えましたね。
夜の先斗町など、一昔前は、外国人比率2割だった気がしますが、今日は8割といった印象。
静かだったお寺も、自撮り中国人たちのせいで台無し。。。
いっそのこと、お寺は写真禁止にしたらよいと思います。