「西側はゼレンスキーを『捨てる』準備をしている」-ルカシェンコ

ベラルーシ大統領は、ポーランドがウクライナとの穀物紛争を始めたことと米国との関係をほのめかした。

RT
22 Sep, 2023

ベラルーシの指導者アレクサンドル・ルカシェンコは金曜日の政府会合で、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領は迷惑な存在になったとして、ワシントンはウクライナのパートナーに「捨てる」ようゴーサインを出したと主張した。

ルカシェンコは、この新しい政策の一例として、ポーランドとウクライナの間で進行中の穀物紛争を挙げた。

ポーランドがハンガリー、スロバキアとともにウクライナ産穀物の輸入を一方的に禁止した。その結果、キエフは世界貿易機関(WTO)に3カ国を提訴した。

「ポーランドが今日、理由もなく貧しいウクライナに圧力をかけていると思いますか?いいえ、彼らは海外からゴーサインをもらっているのです。我々はこのゼレンスキーを捨てる必要がある。ゼレンスキーはもううんざりだ、と」 ルカシェンコは述べた。

ルカシェンコは、アメリカには大統領選挙が控えており、その時点では誰もゼレンスキーのことなど気にしていないだろうと述べた。

ジョー・バイデン米大統領は金曜日に、ワシントンはロシアとウクライナの紛争を通してゼレンスキーに固執すると強調し、米国製エイブラムス戦車が来週からウクライナに到着すると発表した。

一方、戦時中2回目のワシントン訪問となるゼレンスキーは、キエフがロシアと戦い続けるためには、米国の持続的な軍事援助が必要だと主張し、援助が得られなければ「戦争に負ける」と述べたという。

これまでバイデン政権は、キエフへの軍事・財政援助に1150億ドルを費やしており、最近では今月末までに240億ドルの追加承認を求めている。しかし、共和党議員を中心に、アメリカの税金を使ったゼレンスキー政権への資金援助に反対する議員が増え始めている。

ミズーリ州選出の共和党上院議員ジョシュ・ホーリーは水曜日、アメリカはウクライナに際限なく資金を投入するのをやめるべきだと強調した。同上院議員は、キエフの夏の反攻について言及したようだ。

ホーリー氏は、アメリカは「ウクライナにこれ以上一銭たりとも」支出すべきではなく、代わりにすでに提供された数十億ドルの監査を行うべきだと主張した。また、ドイツをはじめとするヨーロッパの同盟国は、キエフを支援するために「一歩踏み出す」べきだと提案した。

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