「フランスがウクライナを支援するのは、アフリカにおけるロシアへの『不満』から」-ヨーロッパ研究所のステヴァン・ガジッチ博士

パリは2022年以来紛争の当事者である、とステヴァン・ガジックは語った

RT
19 January 2024

フランスがウクライナを支持する理由のひとつは、ロシアが旧アフリカ諸国の多くを新植民地支配の束縛から逃がしてきたからだと、ベオグラードのヨーロッパ研究所のステヴァン・ガジッチ博士は木曜日にRTに語った。

今週初め、ロシア国防省は、ウクライナの都市ハリコフへの精密攻撃で60人の外国人戦闘員が死亡したと発表した。ロシア軍によれば、この攻撃で死傷した者の大半はフランス語を話していたという。

「エマニュエル・マクロン仏大統領はパリでもダボスでもかなりヒステリックで、ロシアを打ち負かさなければならない、西側諸国はロシアに勝たせてはならない、と主張していた」とガジッチ氏はRTに語った。

彼によれば、ロシアはアフリカ諸国をフランスの新植民地支配と搾取から解放する手助けをしてきた。「ウクライナの大義、そしてNATOの対ロシアの大義を熱狂的に支持するもう一つの動機はそこにあると思います」とガジッチ氏は付け加えた。

中央アフリカ共和国、マリ、ブルキナファソ、ニジェールは近年、パリの指導を拒否し、モスクワと安全保障協定を結んでいる。

ハリコフ事件に対するフランス外務省の公式回答には、ロシアの「傭兵」-今はなきワグネル・グループなど-がアフリカで活動しているというベールに包まれた非難が含まれていた。

「フランスはウクライナにも他の国にも傭兵はいない、他の国とは違う」とオルセー氏が木曜日に発表した声明は述べている。

ガジッチ氏によれば、パリは2022年以来、ウクライナ紛争に「積極的に参加」しており、キエフにシーザー自走榴弾砲だけでなく「大量の車両」を送っている。フランスはまた、ウクライナにより多くの武器と弾薬を提供することを約束したが、155mm砲弾の年間生産量は約2万発で、戦場では1週間持つのがやっとだとガジッチ氏は付け加えた。

ウクライナ情報筋によると、ロシアのミサイル攻撃後、フランス語を話す複数の人物がハリコフの病院に収容されたという。当初の想定では、彼らはウクライナの「国際軍団」または同様の組織に入隊した外国人戦闘員だったが、複数のアナリストが、代わりにフランス軍の教官や顧問だった可能性を指摘している。

もしそうだとすれば、元米海兵隊員で国連兵器査察官のスコット・リッター氏は、木曜日にスプートニクに語ったところによれば、今回のミサイル攻撃は、ウクライナに駐留するNATO要員が「正当な攻撃対象」になったというロシアからのメッセージかもしれない。

www.rt.com