「がんワクチンは3年以内に完成」-ロシアの科学者

ロシア連邦医学生物学庁のワシリー・ラザレフ氏によれば、残された障害のほとんどは規制であるようだ。

RT
21 Mar, 2024 16:39

ロシアの医学研究者たちは、十分な資金と議員からの支援があれば、今後2、3年以内にがんワクチンを開発できるだろう、と連邦医療生物学庁(FMBA)の高官が木曜日に語った。

この発言は、ウラジーミル・プーチン大統領が先月、がんに対するワクチン開発まで「あと一歩」だと発言した後のことである。

ロプヒン連邦物理・化学医学科学臨床センターのヴァシリー・ラザレフ副所長は、『RTVI』紙に次のように語った。

国内の個人投資家も、「規制当局の圧力が緩和されれば」この技術に魅力を感じるようになるだろう、と彼は付け加えた。

ラザレフ氏は、医学的あるいは技術的な課題については言及せず、代わりにワクチン開発が直面している法的な制約を強調した。

「すべての規制上の問題を解決するのに1年かかるかもしれない。私たちには道具も製造設備もありますから、組織化するのは難しいことではないと思う」と、ラザレフ氏は述べた。

FMBAによって提案された改正は、「可変組成」医薬品の製造と使用を可能にするもので、9月に施行される予定である。しかし、この改正案では、医薬品は特許を保有する同じ機関で製造される必要がある。

ラザレフ氏は、「このような医薬品を国内で製造することは、実現可能ではあるが、かなりの費用がかかるだろう。最も可能性が高いのは、地域のセンターか、あるいは専門の腫瘍学的施設だろう」と言う。

現在のところ、モスクワにあるブロヒンがんセンターやFMBAの連邦脳・神経技術センターなど、生産に対応できる施設は限られている。

ワクチン開発者が注目している可変組成のネオアンチゲンは、現在のロシアの法的枠組みにはまったく適合しておらず、ごく最近まで治療にまったく使用できなかった。

プーチン大統領は先月モスクワで開催された未来技術フォーラムで、がんワクチンの開発について明らかにした。ロシア大統領は、SFに近づいていると表現した開発中の医療技術の中で、このワクチンについて言及した。

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