「米国主導の西側諸国は核戦争を引き起こそうとしている」-ラブロフ外相

欧米の核保有3カ国は、キエフ政権の主要なスポンサーであり、ロシアに対する挑発行為の主要な主催者である、と外相は述べた。

RT
22 Apr, 2024 13:33

セルゲイ・ラブロフ・ロシア外相は月曜日、米国主導の集団的西側諸国は、ロシアに対する公然たる敵対姿勢と既存の軍備管理協定を台無しにしようとする努力により、世界の核保有国間で破滅的な戦争を引き起こす可能性があると述べた。

エネルギー・安全保障研究センター主催のモスクワ核不拡散会議で演説したラブロフ外相は、軍備管理、軍縮、核不拡散のメカニズムに関して世界は危機的状況にあり、このことが国際安全保障を危うくしていると指摘した。同外交官によれば、この責任はワシントンにあり、ワシントンは「バランスのとれた平等な(軍備管理)協定を意図的に破壊し」、アメリカだけに有利な「あからさまに不誠実な計画」と結びつけているという。

ラブロフは、米国と同盟国が最近の核兵器不拡散条約(NPT)の見直しサイクルを阻止した責任があると説明した。彼はまた、「軍事ブロックにますます似てきている」アメリカ、イギリス、オーストラリアの3国間のAUKUS協定や、軍事費を増強しているNATOがもたらす潜在的な危険性についても言及した。

高官によれば、西側諸国のウクライナ支援も危険と隣り合わせであり、特に西側の3大核保有国であるアメリカ、イギリス、フランスは、「犯罪的なキエフ政権」の主要なスポンサーであり、ロシアに対する挑発行為の「主要な主催者」である。

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米国とそのNATO加盟国は、ロシアに「戦略的敗北」を与えることを夢見ており、わが国を「最後のウクライナ人まで」抑止する政策を継続する用意がある。