ナレンドラ・モディ率いるNDAブロックは議会選挙で過半数を確保したように見えるが、初期の結果は接戦を示唆している。
RT
4 Jun, 2024 05:51
ナレンドラ・モディ首相率いるインド人民党（BJP）連合は、総選挙で票の約半数が集計された543議席の下院で、明確な過半数を獲得する方向だ。
しかし、インドで最も古い政党であるインド国民会議が率いる数十の野党の連合体であるインド・ブロックは、出口調査の予測を上回り、200議席の大台を超えた。
連立政権が樹立するには、少なくとも下院543議席中272議席が必要だ。
6週間にわたる選挙は6月1日に終了し、火曜日には各選挙区で開票作業が行われる。
集計は、インド選挙管理委員会が各議席ごとに指名した役員の監督のもと、候補者立ち会いのもとで行われる。まず郵便投票が集計され、続いて電子投票機（EVM）が集計される。
今後5年間の政権を選ぶ選挙には6億4200万人以上の国民が参加し、世界史上最大の民主主義運動と言われた。
インドの株式市場は、前日の上昇から一転、火曜日の朝には下落に転じた。ロイターの報道によると、選挙結果が広範なドル需要を引き起こしたため、ルピーも下落した。
出口調査では、モディ率いるNDAの地滑り的勝利が予想され、360～380議席を確保するとの見方が大勢を占めていた。
インド国民会議派は月曜日、出口調査を否定し、集計を待つよう人々に呼びかけた。下院の事実上のリーダーであるラフル・ガンディーは、野党ブロックが295議席を獲得するだろうと主張した。
