プーチン大統領、ロシアの穀物供給計画を明かす

2022年から2023年にかけて、5500万トンから6000万トンの穀物を輸出すると発表
RT
2023年2月21日


ウラジーミル・プーチン大統領は、昨年ロシアが記録的な穀物を収穫し、輸出量はこれまで非現実的とされていた量に達する見込みであると発表した。

ロシアの農家は、1億トン以上の小麦を含む1億5000万トン以上の穀物を収穫したと、ロシア国家元首は連邦議会での年次演説で述べた。

「農業年度末、つまり2023年6月30日までに、穀物の総輸出量を5500~6000万トンにすることができるだろう」と報告し、10年前にはこの目標は「おとぎ話のようで、絶対に非現実的な計画だった」と付け加えている。

ロシアの統計局が提供した最新のデータによると、収穫量は1億5380万トンに達し、2021年に対して前年比26.7%増となった。この数字は、穀物作物が1億5000万トンに達すると予測した以前の公式予測を上回った。データによると、昨年は小麦の収穫量だけで1億440万トンに達した。

これまでの穀物収穫記録は、同国が1億3,550万トンを集めた2017年に達成したものである。

また、ロシアは、同国にとって貿易上の問題となる欧米の制裁にもかかわらず、世界最大の小麦輸出国としての地位を維持すると予想されている。1月、ロシア農業省は、世界的な需要の拡大により、6月30日までに輸出予測を5000万トンから5500万~6000万トンに上方修正した。
www.rt.com