フィリピンと米国、10月2日から13日まで南シナ海で海上訓練を実施

フィリピンとアメリカは10月2日から13日まで、ルソン島南部で毎年恒例の海上軍事訓練「サマサマ」を実施すると、フィリピン軍が水曜日に発表した。

Sputnik International
2023年9月27日

「フィリピン海軍は、2023年10月2日から13日まで、南ルソン海軍(NFSL)作戦区域で、今年のPH-US演習SAMASAMAを開催する予定である。SAMASAMAは米国海軍(USN)とフィリピン海軍(PN)の二国間演習である」と軍隊は声明で述べた。

この演習は、海上安全保障作戦のための洋上戦闘部隊など、フィリピンの海戦能力を強化することが期待されており、「対潜水艦戦、対水上戦、対空戦、電子戦の基礎をカバーする」と声明には書かれている。

中国外務省の汪文斌報道官は火曜日、北京はフィリピンに対し、南シナ海の紛争地域でのいかなる挑発行為も避けるよう忠告したと述べた。今週初め、フィリピンの新聞『マニラ・タイムズ』は、フィリピンが南シナ海の浮遊バリアを撤去したと報じた。スカボロー諸島はスービック湾の西約123マイルに位置し、フィリピン、中国、台湾が領有権を主張している。

訓練には、日本、オーストラリア、カナダ、英国の海軍も参加し、海洋統合と統合相互運用性を向上させ、専門家の交流、人道支援と災害救援イベントを実施する、と声明は付け加えた。

この訓練は、南シナ海の係争海域で中国の影響力に対抗するために行われる。

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