中国「AI特許で米国に対するリードを拡げる勢い」-ブルームバーグ

北京は重要なハイテク分野で自立を追求

RT
25 Oct, 2023 11:15

世界知的所有権機関(WIPO)が追跡したデータを引用し、中国がAI特許出願で米国を劇的にリードしているとブルームバーグが火曜日に報じた。

中国の企業や機関は、前年の29,000件から、2022年に2万9853件のAI関連特許を出願した。この数字は、前年比5.5%減少して、同時期に1万6805件だった米国の出願件数を8割近く上回るものである。

日本と韓国は、それぞれ8,870件と7,899件のAI特許を出願した。

データによると、中国は過去1年間、世界のAI出願件数の40%以上を占めている。

習近平国家主席が基礎科学研究の加速を促した後、中国企業はAIと量子コンピューティングへの投資を大幅に増やした。北京は、半導体製造、宇宙探査、軍事科学など、重要な分野での自立性を高めることを目指している。

今回の措置は、中国の先端技術へのアクセスを抑制しようとするワシントンの最新の取り組みの中で取られた。

中国の多国籍テクノロジー企業バイドゥは現在、アリババ・グループやテンセントなどのハイテク大手、そしてバイチュアンやZhipuなどのマイナーな新興企業と、米国のライバルであるOpenAIの画期的な生成AIチャットボットChatGPTに対抗するローカルな対応策を作ろうと競い合っている。

ファーウェイ・テクノロジーズなど中国のテック企業は、ネットワーキング、スーパーコンピューティング、画像認識分野ですでにイノベーションをリードしてきた実績を確立している。

中国企業がオンラインショッピングからライドヘイリングまで幅広いビジネスにアルゴリズムを導入した2017年以降、アジア諸国はAIの申請件数で米国を上回っている。

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