台湾総統選「与党の頼清徳氏が勝利宣言」

台湾では土曜日に総統選挙が行われた。総統は単純多数決で選出され、任期は4年。

Sputnik International
13 January 2024

台湾与党の独立派候補である頼清徳氏は、台湾の総統選挙での勝利を主張している。

「台湾の民主主義に新たな1ページを刻んでくれた台湾の人々に感謝したい。私たちは民主主義をいかに大切にするかを世界に示しました」と、頼清徳氏は有権者に向けた演説で述べた。

彼はまた、対立候補に感謝し、彼らと電話で話し、祝福を受け入れたと付け加えた。

さらに頼氏は、中国本土からの脅威や脅迫の疑いから台湾を守ることを強調した。

「我々は、中国による継続的な脅威と脅迫から台湾を守る決意を固めている」と頼氏は記者会見で述べた。

彼はまた、台湾海峡の現状を維持し、対立の代わりに対話を用い、「自信を持って中国との交流と協力を継続する」意向を表明した。

「平等と尊厳があれば、台湾は中国との対話と協力に意欲的であり、海峡両岸の人民の利益のために、平和で豊かな環境を創造する」と頼氏は付け加えた。

17,795の投票所のうち17,673の投票が集計され、40.1%の得票率で頼氏がリードしている。

一方、台湾の主要野党である国民党の侯友宜候補は、総選挙での敗北を認め、有権者に許しを請うた。

「私は皆さんを失望させてしまいました。深く反省しています。どうかお許しください」と侯は有権者への挨拶で述べた。

これに先立ち、台湾メディアは開票データを引用し、今回の選挙で頼清徳氏が270万票を獲得し、リードを維持していると報じた。続いて、中国本土との対話を主張する野党・国民党の侯友宜候補が32.5%(230万票)、北京・ワシントンとの対話を支持する台湾民衆党の柯文哲候補が28.9%(207万票)となった。

台湾の投票所は現地時間午後4時に閉鎖された。約1,950万人が投票権を有している。台湾の指導者は、単純多数決で選出され、任期は4年。選挙の勝者は2024年5月20日に就任する予定である。

台湾は1949年以来、中国本土から独立して統治されているが、北京は台湾を自国の領土の一部とみなしている。台湾の民進党主導の政権は、主に米国政府高官との頻繁な接触や国際的な活動により、独立派と認識されており、北京は近年、台湾海峡での軍事訓練を強化している。

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