ドイツ財界首脳「ショルツ政権への『信頼の危機』を宣言」


Sputnik International
24 January 2024

ドイツ経営者団体連盟(BDA)のライナー・ダルガー会長によると、ドイツのビジネスリーダーたちは、政府への信頼の欠如とベルリンの政策への不満を表明している、と『ビルト』紙が報じている。

ドイツ経済にとって有害なドイツ政府の行動は、当局に対する信頼の危機をもたらした。
企業は、過剰なお役所仕事と官僚、高い税率、不十分な投資など、数多くの課題に直面しており、前向きな進展は見られない。

「この連立政権が誕生したとき、こんなことを言わなければならないとは思ってもみませんでした。企業家として、私たちはこの政府に対する信頼を失ってしまったのです」とライナー・ダルガーは語った。

彼によれば、連立与党『交通信号』は国民経済の利益をないがしろにし、その代わりに官僚主義の繁栄を許してきた。近年、労働者とその雇用主が高い税金と保険料の支払いを強いられているため、社会保障費は急激に上昇している。その一方で、当局は約束された救済を実現することも、計画的な安全保障を提供することもできていない。

「連邦政府はあらゆる面で失敗している」とダルガーは考えている。

ダルガーは、連邦政府は結果を出す代わりに、しばしばイデオロギー的な政党政治しか示さず、その結果、約束が果たされないという「失望感」で満たされていると指摘した。

「私は経済の奇跡を見たことがない」とダルガーは締めくくった。ダルガーによれば、企業家のムードは過去最低に落ち込んでいるという。「私は、怒れる市民をますます理解し始めている」と彼は付け加えた。

ドイツ連邦統計局は、2023年の国内総生産(GDP)が0.3%縮小したと発表した。季節調整を考慮すると、同指標は0.1%減少した。2022年のGDP成長率はそれぞれ1.8%、1.9%であった。
2022年、ドイツは他の欧州諸国と同様、エネルギー危機に見舞われ、その結果、インフレ率が上昇した。

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