「ブシェール原子力発電所」-イラン=ロシア協力の成功例


Sputnik International
26 March 2024

ロシアとの協力によるブシェール原子力発電所1号機の建設は、イランのエネルギー部門における最も重要な成果の一つであると、イラン原子力庁(AEOI)のホセイン・デラクシャンデ副議長は、ATOMEXPO-2024国際フォーラムの傍ら、スプートニクの独占インタビューに答えた。

「イランはエネルギー分野で重要な成果を上げており、そのひとつがロシアの専門家との協力によるブシェール原子力発電所1号機の運転である。昨年、我々はブシェール原子力発電所1号機の運転開始10周年を迎えたが、この10年間、同発電所は化石燃料を使用しない発電において記録的な数字を達成した」と副議長は述べた。

デラクシャンデ副議長によると、ブシェール原子力発電所の1号機は、国際協力の好例であり、とりわけ原子力分野における協力の創造的なアプローチである。

「我々は現在、ロシアと協力してブシェール原子力発電所の2号機と3号機を建設中であり、プロジェクトのペースを考えると、予定通りの日程で運転が開始されると期待している」と彼は述べた。

「AEOIがAtomexpo展示会に積極的に参加するのは今年で2年目である。展示会のイランブースに加え、様々な会合で我々の同僚が、ヘルスケアや農産物の生産、原子力発電所に必要な教育・訓練の分野でプラズマ技術を活用した経験を共有している」とデラクシャンデ氏は付け加えた。

彼は、イランの代表団が展示会の傍らで、ロシア企業を含む様々な企業の代表者と会談を行ったと述べた。「これらの会談が近い将来、新たな合意や契約の締結につながることを期待している」とデラクシャンデ氏は強調した。

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