イラン「イスラエルとハマスの戦争がエスカレートすれば、米国は『この炎から免れない』」

イラン外相は、米国が「パレスチナでの大量虐殺を管理している」と非難した。

RT
26 Oct, 2023 20:59

イランのホセイン・アミール=アブドラヒアン外相は木曜日、ニューヨークで開催された国連総会で、イスラエルによるパレスチナ人に対する「大量虐殺」が続けば、アメリカは「この炎から免れることはできない」と述べた。

「現在パレスチナでの大量虐殺を管理しているアメリカの政治家や軍に対して、この地域での戦争の拡大を歓迎しないよう率直に申し上げる。」

「しかし、もしガザでの大量虐殺が続けば、この戦火を免れることはできない。西アジアは私たちの地域であり、ここは私たちの故郷だ。」

ジョー・バイデン米大統領は、ワシントンはイスラエルとともに「永遠に立ち上がる」と約束し、現在、ユダヤ国家への140億ドルの軍事援助パッケージを承認するよう議会に働きかけている。一方、ハマス過激派が10月7日にイスラエルへの奇襲攻撃を開始して以来、アメリカは2つの空母群やその他の海軍資産、F16戦闘機1個飛行隊、防空システム、900人の兵力を中東に配置している。

バイデンとその関係者は、これらの派兵は、イランが直接的に、あるいはレバノンのヒズボラ軍に指示を与えることによって、紛争に関与することを思いとどまらせるためのものだと宣言している。しかしテヘランは、ワシントンが西エルサレムを全面的に支持していることが、エスカレートの可能性を高めていると主張している。

「アメリカの大統領が、イスラエルがガザで行っている大量殺戮を支援するために、占領地に何百機もの飛行機、船、軍備を満載したトラックを派遣すると発表したのに、包囲された飛び地に人道支援を運ぶトラックを20台しか入れない計画を調整していることは、非常に残念だ」とアミール=アブドラヒアンは日曜日に述べた。

「米国とイスラエル政権が人道に対する犯罪を直ちに止めなければ、いつ何が起きてもおかしくない。」

先週、アルジャジーラの取材に応じたアミール=アブドラヒアンは、イスラエル軍が数週間前から準備を進めているガザでの地上作戦は、「他の多くの戦線が開かれる」ことになると警告した。

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