イスラエル、イランへの「先制攻撃」を検討

最高幹部は、テヘランが攻撃しようとしているという決定的な情報があれば、この動きは正当化されると考えていると報じられている。

RT
5 Aug, 2024 06:41

イスラエルは、ハマスとヒズボラの指導者暗殺の報復としてテヘランが攻撃することが確実であるという情報を得た場合、イランに「先制攻撃」を仕掛ける可能性があると、地元メディアが月曜日に報じた。

タイムズ・オブ・イスラエル紙によると、このオプションは、ヨアヴ・ギャラント国防相、ヘルジ・ハレヴィ参謀総長、モサドのダヴィド・バルネア代表、ロネン・バー内部情報局長が出席した日曜日の夜の高官会議で話し合われたという。

Ynetによれば、イスラエルが、テヘランが攻撃を開始しようとしているという決定的な情報(アメリカからの情報も含む)を得た場合、先制攻撃が許可される可能性があるという。イスラエル政府高官はまた、イスラエルはイランの攻撃に耐えることができ、双方とも全面的な地域戦争は望んでいないと述べているという。

今回のハイレベル会合は、イランが4月に行った数百機の無人機とミサイルを使った攻撃よりも強力な本格的攻撃を、早ければ月曜日にもイスラエルに対して行う可能性があるとの報道の中で行われた。Axiosのレポートによれば、イランの長距離ミサイルとレバノンのヒズボラ部隊が関与する可能性があるという。同誌はまた、G7諸国のカウンターパートとの会談で、アントニー・ブリンケン米国務長官がその可能性を確認したと主張している。

イランがイスラエルを、ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤをテヘランでの爆弾テロで殺害したと非難したことで、緊張が高まっている。西エルサレムは関与を肯定も否定もしていないが、ベイルートでヒズボラの指導者フアド・シュクルを殺害したことは認めている。シュクルはゴラン高原のサッカー場で12人の未成年者を殺害した事件の犯人だという。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙が情報筋の話として報じたところによると、アメリカはイランに対し、すでに緊迫している中東情勢をエスカレートさせないよう警告するようパートナーに要請したとのことだ。同紙によれば、イランが自制を示すことで西側諸国との関係を改善できる一方、攻撃すれば厳しい報復を受ける可能性があるというのがその論拠のひとつだという。

外交努力は失敗に終わり、イランはアラブの外交官たちに「戦争が起きても構わない」と語ったという。

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