ブラジルの石油・ガス生産量、過去最高を記録

7月の生産高は単月として過去最高を記録。

RT
03.09.2023

石油規制当局ANPが今週明らかにしたところによると、ブラジルの7月の石油・ガス生産量は、6月に記録した過去最高を更新し、単月として過去最高を記録した。

生産量は1日当たり石油換算で448万バレルとなった。原油生産量は前年同月比18.6%増の351万バレル/日。

天然ガス生産量は13.6%増の1億5408万立方メートル/日となった。

民間石油会社は、ブラジルの原油生産量を今年の122万1,000B/Dから2030年までに212万3,000B/Dへと75%も増加させるだろうと、調査・コンサルタントグループのウッド・マッケンジーは以前予測していた。

ウッド・マッケンジーによると、シェル、エクイノール、トタルエナジーズ、レプソル・シノペック・ブラジルS.A.、ペトロガルなどの国際石油メジャーは、プレソルト鉱区における国営ペトロブラスとのパートナーシップにより、トップ生産者になると予想されている。

2006年にペトロブラスによって初めて探査されたブラジルのプレソルト層は、厚さ2,000mの塩の層の下に閉じ込められた石油が豊富な海洋埋蔵地域である。近年、大手石油会社から多額の投資を集めている。

ペトロブラスは加速度的に生産量を増やす予定で、現在の215万B/Dから10年後には346万B/Dに61%急増すると予想されている。

ブラジルの石油・ガス大手は昨年、2023年から2027年にかけての投資額を約15%増の780億ドルにすると発表した。そのうち640億ドルを探鉱・生産活動に費やす予定だ。

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