日曜日に行われた市議選での敗北は、公正発展党(AKP)にとってターニングポイントになるだろうと大統領は誓った。
RT
1 April 2024
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、日曜日の地方自治体選挙で野党に敗れたと予想されていた公正発展党(AKP)の選挙での敗北を認めた。
トルコ最大都市の首長職が投票箱で争われた。与党の主要な挑戦者である共和人民党(CHP)は、イスタンブールとアンカラ(それぞれ同国の経済大国と首都)の市長職を維持することに成功した。エルドアンは5年前に党が譲り渡した主要都市を取り戻そうとしている。
通信社Anadoluが速報結果を引用して伝えたところによると、共和人民党(CHP)はトルコ全81州のうち、伝統的な公正発展党(AKP)の牙城を含む36州で勝利を収めた。全国での得票率は、公正発展党(AKP)の36%に対し、共和人民党(CHP)は37%だった。世俗的な民族主義政治勢力としては、過去20年間で最も強い選挙結果となった。この結果は、昨年の大統領選挙で共和人民党(CHP)を中心とする野党6党の連合を打ち負かしたエルドアンに逆転をもたらした。
エルドアン首相は速報が届いた後、「地方選挙のテストでは望んだ結果を得ることができなかった。我々は間違いを正し、欠点を是正する」と述べた。
「結果がどうであれ、この選挙の勝者は主として我々の民主主義、国民の意思である」と大統領は付け加えた。
共和人民党(CHP)のオズグル・オゼル党首も祝賀演説で同様のメッセージを述べた。彼は言った: 「この勝利に敗者はいない。我々の成功は誰にとっても敗北ではない。」彼はまた、有権者が「トルコの22年間の姿を変え、わが国の新しい政治風土への扉を開くことを決定した」と主張した。
政治専門家によれば、公正発展党(AKP)の敗北は、過去数年間、特に5万3000人以上の死者を出した昨年の大地震の被害を受けて、トルコが経験した経済的苦難によるところが大きいという。新福祉党(YRP)と呼ばれる新しい政治勢力は、公正発展党(AKP)の宗教保守的なスタンスを共有し、政府の経済への対応に不満を持つ支持者を引き離したようだ。